■前回のあらすじ
300万円の初期費用を、上司に頼んで200万円にしてもらったというI田。「選ばれた人にしかできないビジネス」と何度も言われ、「その中に入りたい」と思うようになった主人公・いろは、面談のためにスーツまで新調したのでした。
一応夫に許可は取りましたが、夫に何を言われても面談には行くつもりでした。お金を今すぐ払うわけじゃないし、今辞めてしまったらビジネスの内容もわからないまま。
このビジネスが本物ならチャンスを逃すかもしれない…。こんなチャンス2度とないかもと思っていました。
I田さんが言っていた「1%未満の世界」。
このビジネスができるのは本当に極一部の限られた人間という意味。メッセージのやり取りは毎日のようにしていて、毎日繰り返される言葉。私はこの時点で、もう洗脳されかけていたと思います。