
■前回のあらすじ
茂雄に離婚を切り出された翠。しかし翠は「こうなったのは全てあなたが私を愛してくれなかったからせいだ」と泣き叫ぶ。離婚もしない、親権も渡さない。「手に入らないなら一生縛り付けてやる…!」と歪んだ愛情をぶつけ、茂雄の心以外のすべてを奪い、追い出したのだった…。
明子おばちゃんの言葉は、愛人という立場からしたら…見当違いなのかもしれません。でも翠さんは茂ちゃんを痛いほど愛していた。同じ男を愛した人として、言いたいことも、わかることもあったのかな…。
翠さんがここまで私たちに語ったのは、誰かに聞いてほしかったからなんじゃないでしょうか。もういない、茂ちゃんとの歴史を、茂ちゃんへの愛を…。
狂おしいほどに、愛していたんだろうなぁ…。
※この漫画は実話を元に編集しています