EURO王者が黒星スタートも…指揮官は手応えを口に「後半はまた素晴らしいアズーリを見れた」

 イタリア代表を率いるロベルト・マンチーニ監督が、23日に行われたEURO2024予選・グループC開幕節イングランド戦を振り返った。同日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 前回のEURO王者ながらも、2大会連続でFIFAワールドカップ欧州予選敗退の屈辱を味わったイタリア代表。EURO2024での再建に向けて、初陣となる同大会予選・グループC開幕節でイングランド代表と対戦した。しかし、試合序盤に先制点を喫すると、前半のうちに追加点も許してしまう。後半に入ってからFWマテオ・レテギがゴールを決めたものの、試合はこのまま1-2で終了。本拠地でイングランド代表に62年ぶりの黒星となった。

 まず、マンチーニ監督は「難しい試合になることは分かっていたよ。実際に、2本のコーナーキックで2失点(2点目はCKの流れから与えたPKにより失点)してしまった」としつつも、「後半の頭から良いスタートを切り、前半は思うようにいかなかったプレスも、嵌るようになっていた。この45分間は、また素晴らしいアズーリを見ることができたし、それ自体は良い兆候だ。本当なら、ドローが妥当なところだろう。何はともあれ、このようなスタートになってしまい申し訳ないけど、まだまだ先は長いんだ」と試合を振り返った。

 またマンチーニ監督は、デビュー戦にして初ゴールを記録したレテギにも言及。アルゼンチン人の父親とイタリア人の母親の間に生まれた“アズーリの新星”について、同指揮官は「彼はチームメイトと、カルチョへの理解を深めなければならない。後半の動きは悪くなかったけど、レテギにとって、難しいものになったね。イングランドはフィジカルに勝り、彼を制限した。もう少し時間が必要だ」と指摘している。

 黒星スタートとなったイタリア代表の次戦は、26日に第2節でマルタ代表と対戦する。

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