33年ぶりの栄冠へ…ナポリの主砲オシムヘンがセリエA制覇に闘志「みんなの夢を叶える」

 ナポリ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンが、セリエA制覇への意気込みを語った。23日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 今シーズンは開幕から無類の強さを見せつけているナポリ。27試合を戦い終えた段階での戦績は23勝2分2敗・勝ち点「71」となっており、2位ラツィオに「19」ポイント差を付けて首位を快走している。ナポリが最後にセリエAを制したのは、元アルゼンチン代表FWの故ディエゴ・マラドーナ氏が在籍していた1989-90シーズン。仮に今シーズンこのまま優勝を成し遂げれば、クラブにとって実に33年ぶりの快挙となる。

 そんな“絶好調”ナポリにおいて、一際大きな存在感を放っているのが、センターフォワード(CF)を主戦場に得点を量産しているオシムヘンだ。加入3シーズン目を迎えた24歳のナイジェリア代表ストライカーはここまでセリエAで23試合に出場し、21ゴールを記録。得点ランキングでは2位のアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(インテル)に7点差を付けトップを独走している。

 シーズン終盤戦での活躍にも大きな期待がかかるオシムヘンは「今は自分自身のことを誇りに思っているし、クレイジーな数字を残すこともできている。僕にとってもクラブにとっても良いことだよ」と自身の状態について言及しつつ、「歌や祈りなど、みんなから毎日受けるサポートは信じられないほどだ。決して忘れることなどできない」とファン・サポータへの感謝を強調。その上でスクデット獲得への意気込みを次のように示した。

「みんなが示す愛に応えるために、何か特別なことを成し遂げたいと思っているんだ。ナポリという街は他の場所とは全く異なる感情を与えてくれる。ここでプレーする選手の多くが、長くクラブに在籍する理由がわかるよ。この街にはマラドーナの壁画がある。あれは、選手がこの街のみんなのために多くのことを成し遂げれば、それによって自分自身も幸せになれるということを示している。そして、常に応援してくれているということを確信できるんだ」

「僕ができる唯一の恩返しは、ピッチ上で彼らを幸せにすること、そして彼らの夢を叶えることだ。そのためには何だってやりたいと思う。僕たちはチャンピオンになるために戦っている。夢を叶えるために全力を尽くすつもりだ。今、スクデット獲得は現実になりつつある。待ちきれないよ」

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