イングランド代表FWハリー・ケイン（トッテナム）が、同代表の歴代最多得点記録を更新した。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
ケインは23日に敵地で行われたEURO2024予選第1節のイタリア代表戦に先発出場し、フル出場。1－0で迎えた44分には相手のハンドによって獲得したPKのキッカーを務め、追加点を挙げるなど、2－1の勝利に貢献した。なお、イングランド代表にとってはイタリアの地で1961年以来、62年ぶりとなる白星となった。
この試合で1得点を記録したケインは、イングランド代表での公式戦81試合出場目で通算ゴール数が「54」に到達。かつてマンチェスター・Uなどで活躍したウェイン・ルーニー氏が保持していた同国代表の史上最多得点記録を更新した。
先月には所属するトッテナムのクラブ歴代公式戦通算得点数記録を更新し、イングランド代表でも最多得点者となったケインは試合後、イギリスメディア『チャンネル4』で「これはすべてを意味する」と喜びを口にした。
「イングランドのユニフォームを着て、EUROの戦いが始まることをとても楽しみにしていた。間違いなくPKである必要があったね！（カタールW杯・フランス代表戦でPK失敗を経験）ボールがネットを揺らした瞬間はとても感動的だった。選手たち、スタッフ、ファン、妻などここにたどり着くのを助けてくれたすべての人に感謝している。魔法のような瞬間だ」
なお、ルーニー氏の記録を超えたことにケインは「ウェインが記録を更新した時、僕はピッチにいた。それが彼にとって何を意味するのか、どれだけ僕が誇りに思っていたかを知っている。記録を更新したことでブーツを贈った時、彼は『いつの日か君に返すよ』と言ってくれた。彼は特別な男であり、イングランドのレジェンドだ」と感慨深く語った。
記事中の表記に誤りがございましたので、訂正いたしました（24日12時49分）。
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