「リヨンの頃の君を私が復活させる」 加入後8試合で4得点…メンフィスとシメオネ監督の秘話

 アトレティコ・マドリードのオランダ代表FWメンフィス・デパイが、同クラブを率いるディエゴ・シメオネ監督との秘話を明かした。22日、オランダメディア『NOS』が伝えている。

 1994年2月13日生まれのメンフィスは現在29歳。PSVでプロキャリアをスタートさせると、マンチェスター・Uとリヨンを経て、2021年夏にバルセロナに加入した。リーグ・アン通算139試合出場で63得点、2020-21シーズンのアシスト王という肩書きを持って『カンプ・ノウ』に鳴り物入りした同選手の1年目は、ラ・リーガでチーム内トップの12ゴールを挙げるなど、上々の結果に。しかし2年目となった今季は、FWロベルト・レヴァンドフスキの加入や自身の負傷もあり、出場機会が激減。冬の移籍市場でプレータイムを求めてアトレティコ・マドリードへと移籍した。

 アトレティコ・マドリード加入後8試合で4ゴールを記録するなど、復活を感じさせるメンフィス。そんな同選手は「冬の移籍は決して簡単ではない。シーズンは進み続けていくからね」と語り、「フィットしている手応えはあるし、あそこでは本当にハードなトレーニングをしている。僕にもそれが必要だった。ここ数試合、自分がフィットしていること、走れること、得点できるポジショニングに入れることを、改めて証明することができたと思う。取り戻しつつあるし、いい感じだ」と兆しを掴んでいるようだ。

 またメンフィスは、シメオネ監督にも言及。“闘将”との秘話を口にした同選手は「シメオネは、初めて一緒になった時から、僕にたくさんのエネルギーを与えてくれた。彼はもう一度、リヨンのメンフィスを見たいと…キャプテンとしてチームを牽引し、ゴールにも絡んでいた選手をね。彼は、僕に『あのメンフィスを私が復活させるつもりだ。私はそれが見たいんだ』と言ったよ」と明かしている。

 ディエゴ・シメオネ監督からかけられた熱き言葉を胸に、メンフィスはもう一度輝きを取り戻せることができるのだろうか。

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