イングランド指揮官、“鬼門”攻略へ意欲「大きな挑戦」…“ルーニー超え”目前のケインにも言及

 イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督が、イタリア代表との一戦に向けた意気込みを語った。22日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 昨年のFIFAワールドカップカタール2022では、最終的に準優勝を果たしたフランス代表と接戦を演じながらも、惜しくも準々決勝で涙を呑んだイングランド代表。間も無く開幕を迎えるEURO2024予選ではグループCに組み分けられており、23日には敵地で強豪イタリア代表と対戦することとなっている。

 1961年5月以降、敵地でのイタリア代表戦で一度も勝利できていないというイングランド代表。サウスゲート監督は「イタリア代表がW杯の出場権を逃したことは知っている。しかし、優れた選手を数多く擁しているし、モチベーションも非常に高いと思う」と対戦相手への印象を語りつつ、“鬼門”攻略に向けた意気込みを次のように示した。

「我々にとっては一種の挑戦であり、同時に勝たなければならない試合だ。1961年以降はこの地(イタリア)で勝利していない。これは我々が打ち破ろうとしている歴史であり、過去に多くの障壁を乗り越えてきたこのチームにとっても大きな挑戦と言えるだろう。我々はサッカー界で最も大きな大会のいくつかに参加し、そこで戦えるレベルを示してきた。しかし、過去は関係ない。予選を突破するためには謙虚に努力しなければならない」

 そんな一戦で大きな注目を集めているのが、イングランドの得点源でありチームの主将も務めているハリー・ケイン(トッテナム)だ。2015年にA代表デビューを果たした同選手は、これまで公式戦通算80試合に出場し53ゴールを記録。この数字はかつてマンチェスター・Uなどで活躍したウェイン・ルーニー氏と並び、イングランド代表の歴代最多得点記録となっている。

 あと1点でも積み上げれば、イングランド代表の歴代得点ランキングで単独トップに躍り出ることとなるケイン。サウスゲート監督はカタールW杯・準々決勝フランス戦でのPK失敗についても触れつつ、イタリア戦での記録更新に期待がかかる同選手について次のように言及した。

「クラブでのパフォーマンスとゴールによって、彼はPK失敗を忘れていると思う。明日の夜に彼は戻ってきて、再び自分の力を示したいというモチベーションが高まるだろう。我々にとって、それは非常に良いことだ。得点記録で上位に位置しているが、パスの質、視野の広さ、タッチの上手さなど、彼はそれ以外にも多くのものをチームにもたらしてくれる、傑出した選手であり、彼がいてくれて我々は幸運だよ」
 
 注目の一戦は日本時間の24日午前4時45分にキックオフを迎える。

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