ノルウェー指揮官、ウーデゴーアのレアル退団&アーセナル移籍に持論「正しい決断だった」

 ノルウェー代表を率いるストーレ・ソルバッケン監督が、同国代表で主将を務めるMFマルティン・ウーデゴーア(アーセナル/イングランド)について言及した。22日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

 若い頃から将来を嘱望されていたウーデゴーアは、2014年5月に弱冠15歳にしてエリテセリエン(ノルウェーリーグ)初出場を果たすと、同年8月にはノルウェー代表デビュー。“神童”とも称されたその才能に欧州各国のメガクラブは軒並み強い関心を示した。複数のクラブが獲得に乗り出した中、2015年1月にレアル・マドリードに入団。2015年5月に16歳と156日にしてトップチームデビューを果たした。

 しかし、その後はトップチームに定着することができず、幾度となくレンタル移籍を繰り返す日々を過ごす。復帰しても分厚い選手層に阻まれ十分な出場機会を得ることはできなかった。そして迎えた2021年夏、ウーデゴーアはアーセナルへの完全移籍を決断。現在はアーセナルの中心選手として活躍しており、今シーズンはここまで公式戦35試合の出場で10ゴール7アシストをマークするなど、圧巻のパフォーマンスを披露している。

 アーセナル移籍が契機となり、その輝きを一層解き放つこととなったウーデゴーア。ノルウェー代表を率いるソルバッケン監督も、2021年夏の完全移籍が同選手に良い影響を与えたと痛感しているようだ。同監督はEURO2024予選の初戦を3日後に控えた会見の中で、ウーデゴーアのアーセナル移籍について次のように語っている。

「マルティン(・ウーデゴーア)の成長にとってとても良いことだった。レアル・マドリードは彼がいなくても非常に上手くやれている。現在も有望な若手MFが何人もいて、フランス代表の2人(オーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガ)も良くやっているし、ベテランの選手たちもレベルを維持している。あのタイミングでマルティンを売却したことは、クラブにとっても、そして彼自身にとっても正しい決断だったと思うよ」

 なお、ウーデゴーア擁するノルウェー代表は、間も無く開幕を迎えるEURO2024予選ではグループAに入っており、現地時間25日にはスペイン代表との初戦を控えている。

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