三木正浩JGTO副会長が任期半ばで辞任 青木功会長は対立を否定「みんな勘違いしている」

22日、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の定時社員総会、臨時理事会が都内ホテルで行われ、終了後に青木功JGTO会長、佐藤信人理事(広報担当)と弁護士の野村修也理事(法務コンプライアンス担当・中央大学法科大学院教授)の3人が囲み取材に応じた。
一部週刊誌の報道ではJGTOのなかで“クーデター”が取り沙汰されていた。その中心人物とされていた、靴小売業会社ABCマートの創業者で現在は同社の最高顧問を務める三木正浩JGTO副会長が、2月にJGTOの副会長と理事を辞任していたことが明らかになった。

そもそも今回の定時社員総会では、2月22日の理事会で決まった三木副会長と上田昌孝専務理事の辞任に関する届け、そして選手会から2人の辞任と次の体制についての合意書が提出されるはずだった。しかし、三木副会長はその前の2月20日に自ら青木会長に辞任届を提出し、22日の理事会を欠席。28日付けで処理され、すでにJGTO理事会を辞している。

しかし、上田専務理事の辞任については、谷原秀人選手会会長が合意書を出すことを拒んだために、宙に浮いた状態となっている。

青木会長と三木氏の対立と報道されていたが、青木会長は「みんな勘違いしてケンカしていると言っているけども、そんなことはありませんから」と、これを否定。佐藤理事は「ちょっと対立っぽい雰囲気になることもありますけども、建設的に前に進んでいくという感じ。選手も報道を見て心配している人がいる」と話す。

野村氏はさらに補足する。「JGTOは選手会の上層部とはコミュニケーションをよく取れているけど、自分たちに届く事柄が限られているので、疑心暗鬼になる部分もある。直接、若い選手とJGTO執行部との間でコミュニケーションがとれるような、そういう新しい仕組みとか機会を設けてほしいという要望が(若い選手たちから)あった。それは前向きに受け止めさせていただいた」と、選手たちの不安を取り除く対策もこれから実行される予定だ。

副会長のポストが1つ空いたことになるが、JGTOの定款では「副会長は5名以内」。新井直之副会長と谷原副会長の2名のまま、任期が1年となった青木体制を全うしていくことになる。

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