PSV、20歳男性ファンを40年間のスタジアム入場禁止処分に…ELでピッチ侵入&相手GK襲撃

 エールディヴィジ(オランダ1部)のPSVは20日、先月23日に行われた本拠地での試合にて、ピッチ内に侵入し相手チームのGKに殴りかかった男性に対する処分を発表した。

 事件が発生したのは2月23日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメントプレーオフセカンドレグのPSV対セビージャ戦。PSVの本拠地『フィリップス・スタジアム』で行われたこの一戦にて、一人のPSVファンが後半アディショナルタイムにピッチに乱入。セビージャのセルビア代表GKマルコ・ドミトロヴィッチにパンチを見舞うという愚行を働いた。なお、このPSVファンはすぐさまドミトロヴィッチ本人によって取り押さえられ、その後スタジアムの係員によってピッチから退場させられている。

 この20歳の男性ファンをめぐっては、オランダ・サッカー協会から2026年までのスタジアム入場禁止令を受けており、PSV対セビージャ戦には友人が購入したチケットで入場していたことが後に判明。オランダの東ブラバンド地方裁判所は、この20歳の男性ファンに対し、1カ月執行猶予付きの禁錮3カ月刑を宣告。当該の20歳男性ファンは、現在は刑に服しているという。

 そしてこの度、PSVはこの男性ファンに対する処分を発表。当該の男性ファンには今後40年間のスタジアム出入り禁止処分が課されることが明らかになった。また、今後2年間はPSVの本拠地『フィリップス・スタジアム』の周辺エリアに接近することも禁じられるという。

 なお、当該の試合はPSVが2-0で勝利したものの、2戦合計スコアでは2-3とセビージャに及ばず、ELからの敗退が決定。勝利したセビージャはその後、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)を突破し、ベスト8進出を決めている。同クラブは準々決勝ではマンチェスター・Uと対戦する。

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