セビージャがサンパオリ監督の解任を検討…EL8強入りもリーグ戦は14位、選手との関係も崩壊か

 セビージャは、ホルヘ・サンパオリ監督の解任を検討しているようだ。20日付で、スペイン紙『アス』が報じている。

 昨年10月に、成績不振により解任されたフレン・ロペテギ前監督の後任として就任したサンパオリ監督。ヨーロッパリーグで8強入りを果たしているものの、ラ・リーガでは熾烈な残留争いから抜け出せていない。19日に行われた第26節ヘタフェ戦を0-2で落とし、14位にまで転落。降格圏に沈む18位バレンシア、19位アルメリアとの勝ち点差は「2」と苦しい状況が続いている。

 一時は脱出した降格圏に再び近づくことになったヘタフェ戦での結果を受けて、クラブ首脳陣はサンパオリ監督の解任を検討しているようだ。『アス』によると、同指揮官のヘタフェ戦に対するアプローチ方法と敗北という結果に、かなり憤りを覚えているとのこと。月曜日には進退に関する協議を行い、1000万ユーロ(約14億円)の補償金を支払ってまで解任するかの議論を行うと報じている。

 また『アス』は、サンパオリ監督の求心力が低下していることも指摘。セビージャのGKボノ(ヤシヌ・ブヌ)がヘタフェ戦後、「試合と向き合い、混乱に陥らず、それを維持する方法を見つけなければならない。このような状態では、どうプレーすればいいのかわからなくなり、運任せの無秩序な攻撃と守備に終始することになる」と吐露していたことを併せて伝えている。

 先月26日の第23節オサスナ戦では、DFマルコス・アクーニャがサンパオリ監督からの指示書をピッチに叩きつけるシーンがカメラに抜かれるなど、監督と選手の信頼関係はとうに崩れていたのかもしれない。代表ウィーク明け最初の試合となる4月1日の第27節カディス戦で、セビージャのベンチに座っているのは誰なのだろうか。

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