コンテ監督、ついに不満爆発「これが20年勝てないトッテナムの物語だ」

 トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督が、一貫性のないパフォーマンスを続ける選手たちへの不満を爆発させた。19日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 プレミアリーグ第28節が18日に行われ、トッテナムはサウサンプトンと対戦。1点リードで前半を終えると、後半開始早々に追いつかれたものの、その後2点を奪い74分で2点をリードした。しかし、77分に1点を返されると、後半アディショナルタイムにはPKから同点弾を許し、3-3のドローに終わった。

 解任の噂が浮上しながら、先日から今シーズン終了まで指揮を続ける意向を明らかにするなど、意気込みを示していたコンテ監督だったが、この試合後にはついに不満が爆発。「また別の言い訳を探している。あなたはまた選手たちの言い訳を見つけようとしている。続ければいいじゃないか。また選手たちの言い訳を見つければいい」と語り、次のように続けた。

「あなた方はこれしか言わない。選手たちの言い訳だ。でも、選手たちは、自分たちの将来、自信を失い、精神も失い、チームであることも失ったなどと言う。言い訳、言い訳、言い訳ばかりだ! 彼らや状況を守るようにはしている。でも、我々はプロフェッショナルだ。クラブは我々にお金をたくさん支払っている。選手たちはそれを受け取り、私も受け取っている」

「私にとってこれは受け入れがたいことだ。なぜなら、私にとってこのような状況はキャリアで初めてだからだ。今まで私は変えることができなかったが、昨シーズンと比較すると状況は悪化している」

 そして、それはなぜかと聞かれたコンテ監督は「わからない。でも、彼らは慣れているからだ。彼らは重要なもののためにプレーしていなし、プレッシャーやストレスの中でプレーしたくないんだ」と不満を口にし、トッテナムの体質をも批判した。

「こうすれば簡単だ。これがトッテナムの物語だ。20年、このオーナーでやってきて、何も勝てていない。なぜか。責任はクラブだけなのか、それともここにいたすべての監督たちのせいなのか。私はトッテナムのベンチに座っていた監督たちを見てきた。監督たちは邪魔され、あらゆる瞬間で他の状況が守られてきた」

「これまではこの状況を隠そうとしてきたが、もう無理だ。なぜなら、今日見たようなことを二度と見たくないからだ。これは容認できないものであり、ファンへのリスペクトもない。彼らは我々を応援し、チケットを買ったのに、またこのようなパフォーマンスを見せられている。私にとってこれは受け入れられない。これについてはよく考えなければならない」

 なお、11日のノッティンガム・フォレスト戦(○3-1)後、選手たちの目に火がついたのを見たと言っていたのに何が変わってしまったのかと尋ねられたコンテ監督は「私は見たのではなく、見たいと言った。少し違う」とコメントしながら、選手たちを含め全員が改善しなければならないことを強調した。

「私は彼らの目、そして胸に火を見たいと言った。正しい精神が見たい。練習だけではなく、ピッチ上でね。ここでは違いを生み出さなければならないからだ。残りは10試合で、我々はまだ戦えると考える人もいるだろう。でも、この精神で、この態度で、この献身性で何に戦うというのか。7位、8位、10位のためにか? 私はこのような位置に慣れていない。本当に怒っているし、全員がそれぞれの責任を負わなければならない」

「それはクラブだけではないし、監督やスタッフたちだけでもない。選手たちもこの状況に含まれなければならない。トッテナムがもし変わりたいと思うなら、これがタイミングだからだ。彼らがもしこのように続けたいのなら、何度でも監督を変えればいい。でも、状況は絶対に変えられないだろう。信じてくれ」

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