琉球、DF柳貴博の加入を発表…昨年は福岡でプレーも酒気帯び運転で契約解除に

 FC琉球は17日、DF柳貴博の加入が決定したことを発表した。なお、背番号は「99」に決定した。

 現在25歳の柳はFC東京U-15深川、同U-18を経て、2016年にトップチームに昇格した。その後、モンテディオ山形とベガルタ仙台への期限付き移籍を経て、2021年に北海道コンサドーレ札幌へ加入し、2022年はアビスパ福岡へと期限付き移籍をした。

 しかし、同選手は昨年8月27日に道路交通法違反(酒気帯び運転)で任意捜査される事案が発生。警察による事情聴取を受けた結果、同28日付で期限付き移籍契約を解除となっていた。

 琉球に加入することが決定した柳はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「FC琉球に加入する事になりました柳貴博です。昨年の8月末に酒気帯び運転というサッカー選手である前に人として絶対にしてはいけない行動をとってしまいました。自分のとった行動で社会的にも多くの人に迷惑をかけて、期限付き移籍で所属していたアビスパ福岡、所属元だったコンサドーレ札幌、Jリーグ、JFA、サッカーに関わる全ての方々を失望させ、日本サッカーの価値を下げる行動をとってしまいました。ファン・サポーターの方々の気持ちも裏切ることになってしまいました」

「本当に申し訳ございませんでした。そして今回FC琉球に、人としてサッカー選手としてもう一度やり直すチャンスを与えていただきました。まずは人として社会人としての信用、信頼を少しでも取り戻していけるよう取り組んでいきたいと思います。そしてサッカー選手として今年FC琉球をJ3優勝、J2昇格という目標を必ず達成出来るよう自分の持っているものを全て出していきたいと思います。よろしくお願いします」

 また、柳の加入に際し、琉球フットボールクラブ株式会社の倉林啓士郎代表取締役社長も以下のようにコメントをしている。

「いつもFC琉球へのご支援やご声援、誠にありがとうございます。このたび、弊クラブに柳貴博選手が加入いたします。柳選手は昨年8月に重大なコンプライアンス違反を犯してしまいました。柳選手自身、大きく反省しており、これまで自分と向き合う時間を設けておりました」

「迷惑をかけたサッカーファミリーの皆様、社会全体からの信頼を、これからサッカーと真摯に向き合うことで回復していきたいという柳選手の想いを、クラブとしてサポートしていきたいと思います。また柳選手はクラブと協議をして、沖縄県内地域での社会貢献活動を行なってまいります。柳選手及びFC琉球を、引き続きどうか温かく見守っていただけますと幸いです」

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