クリスタル・パレス、ヴィエラ監督の解任を検討? 2023年の公式戦12試合で未だ勝利無し

 クリスタル・パレスが、パトリック・ヴィエラ監督の解任を検討しているようだ。16日、イギリス紙『ガーディアン』が報じている。

 同紙によると、パレスは2023年の公式戦12試合で未だ勝利無し。ここ3戦はいずれも無得点で敗れるなど、上位陣との対戦が連続した面もあるとはいえ、成績は右肩下がり。順位こそ12位につけるものの、降格圏の18位ボーンマスとの勝ち点差は僅かに「3」という状況もあり、スティーブ・パリッシュ会長も解任を“真剣に”検討していると伝えている。

 なお、ヴィエラ監督が解任された場合の後任候補にはチャンピオンシップ(イングランド2部)で指揮を執るバーンリーのヴァンサン・コンパニ監督やミドルズブラのマイケル・キャリック監督の名が浮上している。

 ただし、ヴィエラ監督も古巣アーセナルと対戦する19日のプレミアリーグ第28節では今のところ指揮を執る予定。だが、インターナショナルマッチウィークが明けた4月1日のレスター戦でベンチに座っているかは不透明だと報じた。

 同監督は2021年からクリスタル・パレスの監督に就任。就任初年度はイングランド代表DFマーク・グエヒや同代表MFコナー・ギャラガー(現在はチェルシーに帰還)、MFマイケル・オリーセなどの若手を積極登用し、高齢化が進んでいたパレスの若返りを推進した。だが、今季はここまで6勝9分12敗と苦しい成績。先述の通り、降格圏とは勝ち点差「3」で残留争いに巻き込まれている。

 2013-14シーズンから数えて10シーズン目のプレミアリーグを戦っているクリスタル・パレス。是が非でもトップリーグの座を死守したいところだが、クラブの決断は如何に。

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