ローマの牙城を崩せずにスコアレス…ソシエダ指揮官、EL敗退を悔恨「うまくいかなかった」

 レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、16日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16セカンドレグのローマ戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 ファーストレグを0-2で落とし、逆転突破にはセカンドレグで2得点以上が必須のレアル・ソシエダは、『アノエタ』に集まったファンの声援を背に受けて試合序盤からローマに襲い掛かった。スコアレスで突入した後半には、FWカルロス・フェルナンデスやMF久保建英、FWモハメド・アリ・チョーといった攻撃的なカードを続々と切り、さらにギアを上げる。しかし最後までゴールが遠く、0-0でタイムアップ。2戦合計スコア0-2でヨーロッパの舞台から姿を消すことになった。

 ローマの牙城を崩し切るには至らず、ラウンド16で敗退となったレアル・ソシエダ。この2試合を振り返ったアルグアシル監督は「あと少しで突破できるところだった。ローマのようなチームにしてみれば、ファーストレグとセカンドレグの合計が2ゴールというのは少ないのかもしれない。結局、重要なのはディティールなんだ。彼らはそこで我々に対して2ゴールを決めた」と強調。続けて「我々が生み出したものは、少なくともゴールに値するものだったと思う。70分や80分に得点できていたらね…。残念なことに、うまくいかなかった。それがすべてだけど、もし1点でも取れていたら、それは夢を見られることを予感させるものとなったはず」と悔しさを滲ませた。

 また、アルグアシル監督は「我々は非常によく競ったが、その点こそがファーストレグ終了後に私が怒った理由だ。勝ち進むには十分ではなかった。ディテールが原因で敗退してしまったのは残念」と省察。それでも「グループステージでのチームの働きは、まるで猛獣のようだった。今は、チームを誇りに思う」とヨーロッパでの旅を総括している。

 イマノル・アルグアシル政権下での3度目のELとなった今大会。マンチェスター・Uを抑えてグループ首位通過を成し遂げ、3度の挑戦における過去最高成績となるなど、“ラ・レアル”は確かな足跡を残している。

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