モウリーニョ監督、敵地『アノエタ』の“完璧な嵐”を恐れず「最終的にはピッチがものを言う」

 ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、16日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16セカンドレグのレアル・ソシエダ戦に向けて意気込みを語った。15日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 EL・プレーオフステージを勝ち抜き、ラウンド16に進出したローマは、同ラウンドでレアル・ソシエダと激突した。本拠地『スタディオ・オリンピコ』で行われたファーアストレグは、FWステファン・エル・シャーラウィとDFマラシュ・クンブラのゴールで2-0の勝利。アドバンテージを得て、セカンドレグに臨むことに成功している。

 セカンドレグが行われるレアル・ソシエダの本拠地『アノエタ』は、熱狂的なファンによる後押しが凄まじく、アウェイチームには威圧感を与えるスタジアムだ。同試合の前日会見の場にてイマノル・アルグアシル監督も「完璧な嵐」とファンの応援を形容し、後押しを呼びかけていた。それに対して、モウリーニョ監督は「私たちにとっては、オリンピコは常に完璧な嵐をもたらす」と応戦しつつ、「無論、必ずしも勝てるわけではないし、負けることもある。スタジアムはとても美しいものだけど、最終的にはピッチがものを言うからね。スタジアムがゴールを決めるのを見たのは、2005年のCL・準決勝のリヴァプール戦が最後だ」と胸中を明かした。

 また、モウリーニョ監督は「明日は素晴らしい雰囲気になるだろう。ラ・レアルのファンによる応援が醸し出すものは、我々をも刺激する。スタジアムは美しく、ピッチは素晴らしい。彼らはとても良いプレーをし、試合を担当するレフェリーはトップクラス」と披瀝。続けて「ただ我々は(昨季の)カンファレンスリーグを制覇したローマであり、そのような環境を恐れていない。もし、“ナザレの嵐”(サーフィンが盛んなポルトガルの街)に立ち向かえと言われたらノーと答えるけど、相手チームの“スタジアムの嵐”は大好きなんだ。ローマはこのような環境下で、より良いプレーを発揮する」と臆してはいないようだ。

 ホームの地の利を最大限に生かそうとするレアル・ソシエダに対して、“百戦錬磨の名将”はどのような手腕を振るうのだろうか。注目の一戦は、日本時間17日の5時にキックオフを迎える。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)