米挑戦目前…西村優菜のゴルフをデータで超分析! スポンサー契約結んだGunosyとの画期的な取り組みがスタート

大きな後ろ盾を得て米国ツアーに挑む。ニュース配信アプリ『グノシー』などを手がける株式会社Gunosyが13日に、西村優菜とのスポンサー契約を発表した。同日には都内で会見も開かれ、西村のほか、同社の竹谷祐哉代表取締役社長、小澤俊介氏が出席。情報発信力支援のほか、データ分析という観点でもサポートを続けていく。
情報発信力支援については、グノシーのアプリ内に「西村特集タブ」を新規作成し、そこをクリックすると提携メディアから配信される西村の関連記事がすべて見られるという取り組み。これについて西村は「アメリカに行くと、ファンの方々との交流や露出する機会が少なくなる。日本でも見てもらえるコンテンツがあるのはすごくうれしいです」と話した。同社にとってもこれは個人の選手での施策としては初めてのことで、竹谷社長は「他の選手では、まだない。西村選手で始めて、好評であれば増やしていければ」と今後の展望についても明かした。

そして今回の会見でもっとも力を入れて説明されたのが、データ分析について。これから西村本人から提供されたデータを蓄積していき、同社のデータ班がそれを多角的に解析。これによって本人も気づいていないプレーの傾向分析や、それを踏まえてマネジメントや練習に反映したり、AIを活用することで将来のプレー傾向を予測する試みなどに着手するという。

もともと「データを取って、それを基に組み立てるゴルフが好き」という西村。ナショナルチーム時代から、ヤーデージブックに細かくメモをし、それを翌日のプレーや翌年の同じ大会に生かしている。今回の契約により、より大量で客観的なデータ収集ができるとあって、「自分のゴルフに合っている。強みとして戦えるし楽しみにしています」と大歓迎だ。同社としても「ゴルフは、まだまだデータ分析が活用されていないと感じるし、そこを真剣にやりたい。どのようなポジティブな成果が出るかを、西村プロと探求したかった」と、力を注ぎたいと考える分野になる。

「毎日データをつけている」ということで、西村も積極的に情報を共有し、それをプレーに生かすつもり。さらにメディアとして、そのデータをユーザーが閲覧することができるようになるのか?という質問に竹谷社長は、「西村選手さえよければ、ファンも興味があると思う。我々としてはファンの方に楽しんでもらえるように可視化していきたい」と回答。西村も、「いい案だと思うし、これからファンの方に楽しんでもらえるコンテンツになればいいなと思っています」と前のめりだ。

今週中には渡米し、いよいよ「LPGAドライブオン選手権」(3月23~26日、アリゾナ州)で米ツアー本格参戦後のデビュー戦を迎える。それを目前にした西村は、改めて「ドキドキワクワク。出られる試合も限られているけど、しっかり準備して限られた試合でとにかく頑張りたい」と今の心境を話す。Gunosyも、「米ツアーで活躍してもらえるようなサポートをしていきたい」とバックアップを約束した。精密なデータも駆使しながら、目標の「メジャー優勝」へ向け進んでいく西村の姿が見られそうだ。

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