イラン 独自開発の新型ジェット機「ヤシン」量産スタート 将来的には武装化も

3年半前の初飛行からようやく量産までこぎつけたそう。

ターボジェット2基で最大速度はマッハ0.82

 イラン政府は2023年3月11日、国産ジェット練習機「ヤシン」の量産開始式典を実施したと発表しました。

「ヤシン」は2019年10月17日に初飛行したふたり乗りのジェット機です。全長12.25m、翼幅10.4m、全高4mで、最大離陸重量は6600kg。イラン国産のOwjターボジェット・エンジン(推力16kN)を2基装備し、最大速度は約1000km/h(マッハ0.82)、航続距離はフェリー時1200km)、通常900km、実用上昇限度は約1万1000m(約3万6000フィート)といいます。 生産を担うのは、同国中央部エスハファーン(イスファハーン)にあるイラン航空機製造産業公社(HESA)で、式典にはモハマド・レザー・アシュティアーニ国防大臣や、ハミド・ヴァハディ空軍司令官らが参列し、量産開始に先立って製作された部品サンプルやエンジン、生産ラインの状況などを視察しています。  なお、現地メディアによると、将来的には近接航空支援(CAS)用に、爆弾やミサイルなどの装備が可能な軽武装化も検討されているそうです。

【出てくる~!】工場建屋から出て屋外披露されたジェット練習機「ヤシン」(動画で見る)

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