マンチェスター・U、23年夏の市場でケイン獲得を狙う…所属スパーズは無冠濃厚で現行契約は残り1年

 マンチェスター・Uは、2023年夏の移籍市場でトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン獲得を狙うようだ。10日、イギリスメディア『マンチェスター・イブニング・ニュース』が報じている。

 同メディアによると、マンUはクオリティーの高いセンターフォワードとの契約を狙っており、その中でもケインを“本命ターゲット”と位置付けているとのこと。所属するトッテナムはチャンピオンズリーグ(CL)でラウンド16敗退となり、今シーズンも無冠が確定的なだけでなく、来季のCL出場権獲得もまだ分からない状況。ケインの“スパーズ”での将来も再び不確実なものとなり、移籍の可能性は低くなさそうだ。

 ただ、トッテナムのダニエル・レヴィ会長は、クラブ最高の選手を国内のライバルに売却することには消極的。2021年夏にマンチェスター・Cへの移籍が噂された際も、最後まで拒否の姿勢を貫き、獲得を諦めさせた過去を持つ。現行契約が残り1年という状況でも、交渉は一筋縄ではいかないと予想されている。ちなみに、トッテナムとマンUの間で直接の取引は2008年のディミタール・ベルバトフ(元ブルガリア代表FW)を最後に行われていない。

 なお、ケインを巡ってはバイエルン移籍の噂もある状況。海外クラブへの移籍となれば、同クラブが現実的な選択肢になると伝えている。

 現在29歳のケインは、トッテナムの下部組織出身。ノリッジやレスターへのローン移籍を経て、2013-14シーズンからトップチームに定着。プレミアリーグでは3度の得点王に輝き、今年2月にはトッテナムでの歴代最多となる通算267ゴール目をあげ、元イングランド代表FWジミー・グリーブス氏の記録を更新した。今季はリーグ戦26試合の出場で得点ランキング2位の18ゴールを挙げている。

 マンUにとっては、“ラストピース”にもなり得るCFの補強。そのピースは、ケインとなるのだろうか。

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