松坂桃李、撮影現場で寝泊まりしていた 再共演・広瀬すずは「先輩感がありました」<第46回日本アカデミー賞>

【モデルプレス=2023/03/10】俳優の松坂桃李が10日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第46回 日本アカデミー賞 授賞式」に出席。優秀主演男優賞を受賞した。

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◆松坂桃李「流浪の月」撮影現場に寝泊まり

「流浪の月」で優秀主演男優賞を受賞した松坂。本作は、凪良ゆうによる傑作小説を実写化したもので、松坂は、誘拐事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文を演じた。

演じる上で準備したことを尋ねられると、「自分の中で本当に掴めなくて、なんて言うんでしょう…。本当雲の中で手探りでこう探っていくような。これをしたらこの役に繋がるとか、自分の中で全然見つけ出せなくて」と役作りに苦労したと吐露。

「でも、李(相日)監督と一緒にディスカッションをして色々助言をくださったりとかして。例えば、『文の住んでいるアパートに実際にちょっとお泊りしてみたら?』ってことを言ってくださって、実際に数日撮影期間中泊まってみたりとか」と実際に現場で寝泊まりしていたという裏話を明かした。

しかし同時に「未だに『本当にこれで良かったのかな?』っていうような、自分の中でも『限界がちゃんと掴み切れたか』っていう自信がないんです」とストイックな一面ものぞかせた。

◆松坂桃李、広瀬すずと再共演「先輩感がありました」

また、誘拐事件の“被害者”・家内更紗を演じた広瀬とは2021年に映画「いのちの停車場」以来の共演を果たした。松坂は「李組をすでに経験されている広瀬さんだったので、ちょっと先輩感がありました。すごい頼りにしてました」とコメント。

これに同会場にいた広瀬は「いや、私は監督を前にすると、ちっちゃくなっちゃうタイプなので。桃李さんの堂々とされた姿に、すごい隠れるようについていって、引っ張っていただきました」と互いに“褒め合い”と謙遜が止まらず。

また、喫茶店を営んでいる役柄だったことから、撮影中にはコーヒー作りに夢中になっていたと告白した松坂。「ひたすらコーヒーを入れる練習をしてたんですよね」とし、「現場のスタッフさんとかに毎朝コーヒーを入れて、夜中とかも撮影あったりしたんで、隙間を見てコーヒー入れて配ったりとかしてましたね」と回顧。最後には「家で本当によくコーヒーを自分で入れるようになりましたね」と笑みを浮かべ、話題を締めくくった。

なお、広瀬は同作で優秀主演女優賞を受賞している。

ほかにも優秀主演男優賞には、「死刑にいたる病」の阿部サダヲ、「月の満ち欠け」の大泉洋、「ある男」の妻夫木聡、「ラーゲリより愛を込めて」の二宮和也が選ばれた。

◆第46回日本アカデミー賞

同賞は2022年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。

司会は、4年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、2022年「花束みたいな恋をした」で初の最優秀主演女優賞を受賞した有村架純が務める。(modelpress編集部)

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