敵地でドローのアーセナル…指揮官は不満を露わに「ボールを与え過ぎた」

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、9日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16ファーストレグのスポルティング戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 直近のプレミアリーグでは4連勝を達成するなど好調を維持するDF冨安健洋が所属するアーセナルはアウェイでMF守田英正が所属するスポルティングと対戦。試合は22分にウィリアン・サリバのゴールで幸先よく先制に成功したものの、34分と55分に失点し、逆転を許した。それでも、62分にグラニト・ジャカのシュートが守田のオウンゴールを誘って同点に追いつき、試合はそのまま終了。2-2の引き分けに終わった。

 試合後、アルテタ監督は「ヨーロッパで2失点を許した場合は期待していたような良い結果を得ることは難しいと思う。特に自陣で相手にあまりにもボールを与え過ぎており、彼らが得意とするトランジションの時間を与えてしまった。試合をコントロールしなければならない時、最前線の選手が足りず、脅威を少し失っていた」と反省点を口にした。

 続けて「私たちは単純な失点があまりにも多く、ボックス内での重要性について話してきた。今日は守備が十分ではなかったので、もっと上手くプレーしなければならない」と守備面での問題点を指摘しつつ、不満を露わにした。

 この試合ではアメリカ代表GKマット・ターナー、ポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル、U-21イングランド代表FWリース・ネルソンなど、リーグ戦では出場機会が少ない選手たちを先発起用したアルテタ監督。そのことについては「最近はとてもエモーショナルな試合が多くあったが、今日はたくさんの変更を加えた。結束力を出すには時間が必要だし、そういったことは経験しなければ決して起こるものではない」と語り、チームに変化を加えて結束力を高めることが必要だと説明した。

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