敵地で先勝目指すアーセナル…アルテタ監督はスポルティングを警戒「戦術的に柔軟なチーム」

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、ヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)のスポルティング戦に向けた意気込みを語った。8日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 今シーズン開幕から好調を維持しているアーセナル。プレミアリーグで首位を快走しているほか、初制覇を狙うELでもグループステージを首位通過しベスト16へ駒を進めた。ベスト8進出をかけたラウンド16で相見えるのは、日本代表MF守田英正も所属するスポルティング。国内リーグで優勝19回を誇るポルトガル屈指の強豪だ。

 アーセナルは9日に行われるファーストレグでは敵地に乗り込む。本拠地で迎えるセカンドレグを良い形で迎えるためにも、結果が欲しい一戦だ。前日会見に出席したアルテタ監督は「我々の優先事項は2つのコンペティションを戦うことだ。目標を達成するためには、この大会(EL)に留まらなければならない。明日は非常に難しい相手との対戦になる。良いプレーをして勝利できれば、セカンドレグに向けて良い準備ができるだろう」とコメント。続けて、対戦相手のスポルティングを次のように警戒した。

「スポルティングは戦術的柔軟性があるチームだ。様々なフォーメーションに対応可能で、多くの戦術的オプションを持っている。選手の立ち位置も変化し、その中でとりわけウイング(WG)の選手の振る舞いが変わる。我々もそれを把握しているが、スターティングメンバーが決まるまでは、彼らの戦い方を完全に理解することはできないだろう」

 現地時間4日に行われたプレミアリーグ第26節のボーンマス戦では、2点のビハインドを跳ね返し大逆転勝利を収めたアーセナル。現在は公式戦4試合負け無しとなっている。アルテタ監督は「我々の団結力は常にチームの助けになる。しかし、明日勝つためにはベストを尽くし、良いプレーをし、試合をコントロールしなければならない。ここで語るのは簡単だが、明日のピッチで実行する必要がある」とコメントしている。

 注目の一戦スポルティングvsアーセナルは、日本時間10日の午前2時45分にキックオフを迎える。

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