レアルは売却検討も…退団望まないアザール、24年夏までの現行契約を全うする意向か

 今シーズン終了後の退団の可能性も囁かれている元ベルギー代表FWエデン・アザールだが、選手本人はレアル・マドリード残留を希望しているようだ。8日、スペイン紙『マルカ』やイギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 現在32歳のアザールは2019年夏に1億ユーロ(約144億円)とも報じられた巨額の移籍金で、チェルシーからレアル・マドリードに加入。攻撃の中心選手としての活躍が期待されていたが、自身の度重なる負傷離脱や若手選手の台頭もあり、現在に至るまで目立った活躍を見せることができていない。在籍4年目の今シーズンも開幕からここまでわずか7試合の出場にとどまっている。

 そんなアザールとレアル・マドリードとの現行契約は2024年夏まで。契約満了までは1年以上を残しているものの、稼働率の低さや給与の高さを鑑みたクラブが放出を検討しているとの噂もあり、昨今では移籍市場の度に退団の可能性が取り沙汰されている。同選手をめぐっては、メジャーリーグ・サッカー(MLS)からの関心が報じられており、今シーズン終了後の去就にも注目が集まっている。

 しかし、今回の報道によると、アザールは来る夏の移籍市場でのレアル・マドリード退団は望んでおらず、現行契約を全うする考えを周囲に伝えているという。同選手は自身の待遇面や家族がマドリードでの生活に満足している点などを考慮し、クラブへの残留を希望。関心を明らかにしているクラブとの交渉にも応じていないようだ。

 一方のレアル・マドリード側はアザールを放出候補の1人として数えており、来る夏の移籍市場での売却の可能性を模索しているようだ。なお、アザール側とレアル・マドリード側が去就に関して交渉を行う予定は現段階ではないと伝えられている。果たしてアザールは2024年夏までの現行契約を全うすることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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