ユヴェントス、FWキーンの買取義務が発生か…約40億円で完全移籍に

 イタリア代表FWモイーズ・キーンは、エヴァートンからユヴェントスに完全移籍となったようだ。8日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在23歳のキーンは2011年夏からユヴェントスの下部組織に在籍し、2016年11月にトップチームデビュー。2017-18シーズンはヴェローナへのレンタルを経験した。ユヴェントスに復帰した18-19シーズンはシーズン終盤に出場機会を得ると、2019年3月から4月にかけて6試合6ゴールの活躍を披露して一躍脚光を浴びた。

 その後、2019年夏に移籍金2750万ユーロ(当時レートで約33億円)+ボーナス最大250万ユーロ(当時レートで約3億円)でエヴァートンへと完全移籍すると、2020-21シーズンはパリ・サンジェルマン(PSG)へと期限付き移籍し、公式戦41試合の出場で17ゴールをマークするなど活躍。そして、2021年夏に2年間の期限付き移籍でエヴァートンからユヴェントスに復帰を果たした。

 この期限付き移籍の契約には所定のスポーツ目標を達成した場合、2022-23シーズン終了までに同選手を買い取る義務が発生するオプションが付随していたが、報道によると、その条件を満たしたことでユヴェントスは買い取り義務を行使したという。なお、買い取り価格は2500万ポンド(約40億円)に250万ポンド(約4億円)のボーナスも付随した金額になったことが伝えられている。

 昨シーズンは公式戦44試合出場で6ゴール3アシストを記録すると、今シーズンはここまで公式戦32試合出場で7ゴールを記録しているキーン。5日に行われたセリエA第25節のローマ戦では途中出場からわずか40秒で退場したことで物議を醸していた同選手だが、契約は完全移籍に移行されたようだ。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)