ELではソシエダと対戦! “ローマの宝石”となったディバラの決意「このクラブを頂点に立たせたい」

 ローマのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが、9日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16ファーストレグのレアル・ソシエダ戦を前にした心境を明かした。

 昨夏の移籍市場で長年在籍したユヴェントスを退団したディバラは、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるローマに加入。ここまで公式戦25試合に出場し12ゴール6アシストの活躍を見せ、セリエA第25節終了時点で4位、EL・ラウンド16進出の原動力になっている。

 昨年7月に行われたディバラ加入セレモニーでは、およそ8000人のロマニスタが集まった。その後のインタビューにて「彼らは美しい狂気をはらんでいる」と口にしていた同選手だが、改めてファンの熱情について「みんなが信じられないような形で僕を歓迎してくれた。この街の情熱はとても強烈だし、スタジアムはいつも満員だ。彼らのおかげで、初日からリラックスして過ごせているし、自分のベストを尽くして、ローマを頂点に立たせたいという思いが芽生えているよ」と“ローマ”でのタイトル獲得に向けて決意を固めた。

 また、ディバラは「チームに貢献できるのは、常に嬉しいこと。チャンピオンズリーグ出場権をかけて戦えるという良い状況にあるけど、多くのビッグクラブとの競争になるから簡単ではない」と披瀝。続けて「ヨーロッパリーグでも困難な瞬間は訪れるだろうが、とても楽しみにしている。チームが勝ち続けることに貢献したい」と自身の思いを強調した。

 そして迎える9日、ELのタイトルを目指すローマはラウンド16でレアル・ソシエダと対戦する。マンチェスター・Uを制してグループ首位通過したレアル・ソシエダについて、ディバラは「ここ数試合を見たけど、彼らはとても素晴らしいカルチョをするね。僕は、プレーしようとするチーム、物事をうまく進めようとするチームが好きなんだ」と告白しつつ、「レアル・ソシエダがここまで来ると予測した人は、大会開幕当初は少なかったと思う。だけど、ダビド・シルバのような実績のある選手もいて、ピッチの中でもとても潤滑に回っている。僕が尊敬している選手でもあり、必ず彼を警戒しなければならない」と胸中を明かしている。

 メジャー大会のタイトル獲得へ意欲を示したディバラ。“ジャッロロッソの宝石”となった同選手を擁するローマとレアル・ソシエダの一戦は、日本時間10日の2時45分にキックオフを迎える。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)