カート・キタヤマ優勝の舞台裏 9番のトラブル一部始終を米国男子ツアーの公式インスタグラムが公開

カート・キタヤマ(米国)の米国男子ツアー初優勝で幕を閉じた「アーノルド・パーマー招待」。しかし、最終日の9番ホールでは、優勝への雲行きが怪しくなるトラブルが起きていた。
「2打リードから1打追う展開に。勝つことは難しい」と、米国男子ツアーの公式インスタグラムに試合中に投稿された合計8枚の画像と動画。トップ画像はカート道の横にあるボールが写っており、「首位のカート・キタヤマ、9番ホールにてわずか数インチでOBになってしまった」と書かれていた。

1番から8番で二つスコアを伸ばし、優勝に近づいていたキタヤマだったが、9番のティショットを打った直後に左に飛んだことを知らせる仕草を見せた。切り替わったカメラは、茂みの中に入るボールをとらえていた。

ドライバーからウッドに持ち替えて暫定球を打ち、1球目を確認しに行くと、わずかにOBラインに入っているボールがあった。キタヤマの表情が明らかに暗くなったように見える。

OBとなってしまったため暫定球を採用したキタヤマだが、不運は重なった。暫定球はバンカーのアゴの近くに着弾していたのだ。そこから果敢にグリーンを狙うも、アゴに当たってしまい右の深いラフへ。そしてアプローチをして2パットでホールアウト。前半の最後に7打を打ち、2打のリードから1打追う形でサンデーバックナインを迎えることになってしまった。

しかし、キタヤマはキャディと「まだ戻せる」と話していたという。そんな諦めないキタヤマに勝利の女神はほほ笑んだ。後半に一つスコアを伸ばし、通算9アンダーで米国男子ツアー初優勝を飾ったのだった。

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