チャンピオンズリーグ（CL）・決勝トーナメント1回戦（ラウンド16）セカンドレグが7日に行われ、ベンフィカ（ポルトガル）とクラブ・ブルッヘ（ベルギー）が対戦した。
パリ・サンジェルマン（PSG）、ユヴェントス・マッカビ・ハイファと同居したグループHを首位で通過したベンフィカと、ポルト、レヴァークーゼン、アトレティコ・マドリードと同じグループBを2位で突破したクラブ・ブルッヘの対戦。ファーストレグはベンフィカが敵地で2－0と完勝を飾っていた。現在ベンフィカは公式戦8連勝中と絶好調。2シーズン連続のCL準々決勝行きを目指す一戦に向けて、ニコラス・オタメンディ、アレハンドロ・グリマルド、ラファ・シルヴァらが先発に入った。一方、クラブ・ブルッヘはシモン・ミニョレやノア・ラングがスタメン入りを果たしている。
試合は立ち上がりの2分に動く。右サイドに流れたゴンサロ・ラモスがボールをキープすると、落としを受けたラファ・シルヴァは時間を作ってスルーパス。右サイドを駆け上がってきたアレクサンダー・バーがシンプルに中央へ折り返すと、最後はフリーになっていたジョアン・マリオが“バックヒール”で押し込んだ。ベンフィカが先制したかに思えたが、ゴンサロ・ラモスがボールを引き出したポジションがオフサイドだったため得点は認められなかった。
続く38分にもベンフィカ。ゴンサロ・ラモスが左サイド開いた位置でボールを持ち運んで中央へクロスボールを送ると、ボールを受けたラファ・シルヴァは巧みなボールコントロールから右足アウトサイドでシュート。狙い澄ました一撃をゴール左隅に沈め、ベンフィカが先手を取った。前半アディショナルタイムにはジョアン・マリオからのパスを受けたゴンサロ・ラモスが寄せてきた相手をかわして右足で叩き込む。ベンフィカが2点をリードしてハーフタイムに突入した。
後半に入ってもベンフィカの勢いは止まらない。敵陣でボールを拾ったところから素早くボールを繋ぐと、左サイドを駆け上がったグリマルドが左足でグラウンダーのクロスボールを送る。ニアサイドへ入り込んだゴンサロ・ラモスが左足で沈めた。71分にはPKでジョアン・マリオが追加点。攻撃の手を緩めないベンフィカは78分、途中出場のダヴィド・ネレスがペナルティエリア左から落ち着いてゴールネットを揺らした。
意地を見せたいクラブ・ブルッヘは87分に1点を返したものの、反撃はここまで。試合はこのままタイムアップを迎え、ホームでゴールラッシュを見せたベンフィカが2戦合計スコアを7－1とし、準々決勝進出を決めた。この後、17日には準々決勝の組み合わせ抽選会が予定されている。準々決勝ファーストレグは4月11日または12日、セカンドレグは18日または19日の開催予定だ。
【スコア】
ベンフィカ 5－1（2戦合計：7－1） クラブ・ブルッヘ
【得点者】
1－0 38分 ラファ・シルヴァ（ベンフィカ）
2－0 45＋2分 ゴンサロ・ラモス（ベンフィカ）
3－0 57分 ゴンサロ・ラモス（ベンフィカ）
4－0 71分 ジョアン・マリオ（PK／ベンフィカ）
5－0 77分 ダヴィド・ネレス（ベンフィカ）
5－1 87分 ビョルン・マイェル（クラブ・ブルッヘ）
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