逆境はお手の物! チェルシー、CL決勝T第2戦での逆転が大会最多タイの5度目に到達

 チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグが7日に行われ、チェルシーがドルトムントに2-0で勝利。2戦合計スコアを2-1として、3シーズン連続の決勝トーナメント進出を決めた。

 試合は43分、左サイドからのクロスボールにイングランド代表FWラヒーム・スターリングが反応。ダイレクトで狙ったシュートはヒットしなかったものの、直後のプレーで寄せてきた相手をかわし、強引に右足で叩き込む。後半の立ち上がりにはドイツ代表FWカイ・ハフェルツがやり直しとなったPKをしっかりと沈めた。試合はこのままタイムアップ。ファーストレグを0-1で落としていたチェルシーだったが、本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で逆転に成功し、クラブ最多タイとなる3シーズン連続でのCLベスト8入りを決めた。なお、前回CLで3シーズン連続の準々決勝に駒を進めたのは2006-07シーズンから2008-09シーズンにかけてのこと。2006-07シーズンと2008-09シーズンは準決勝、2007-08シーズンは決勝まで進んでいた。

 データサイト『Opta』によると、今回の逆転勝利で、チェルシーはCL・決勝トーナメントのファーストレグで敗北を喫しながらもセカンドレグで逆転した回数が5度目に到達したという。これは現行フォーマットのCLとなって以降、レアル・マドリード、バルセロナ、ユヴェントスと並んで大会最多タイの“逆転回数”となったようだ。

 振り返ると、チェルシーは2013-14シーズンの準々決勝でパリ・サンジェルマンと対戦し、ファーストレグを1-3と落としながらもセカンドレグは2-0で勝利。当時のアウェイゴールルールで突破を決めていた。2011-12シーズンにはラウンド16ファーストレグでナポリに1-3で敗れたものの、セカンドレグでは2戦合計スコアを5-4とし、延長戦までもつれ込む激闘を制した。その後、クラブは史上初のCL優勝を実現させている。2007-08シーズンの準々決勝ではフェネルバフチェを2戦合計3-2、2004-05シーズンのラウンド16ではバルセロナを2戦合計5-4で破り、逆転での突破を決めていた。

 2シーズンぶりのCL制覇を狙うチェルシーは、17日に準々決勝の組み合わせ抽選会に臨む。準々決勝ファーストレグは4月11日または12日、セカンドレグは18日または19日の開催予定だ。

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