先制弾を決めたスターリング、チェルシーの逆転突破に喜び「今夜はチャンスをものにできた」

 チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグが7日に行われ、チェルシーがドルトムントに2-0で勝利。2戦合計スコアを2-1として、3シーズン連続の決勝トーナメント進出を決めた。試合後、UEFA(欧州サッカー連盟)の公式HPが先制点を決めたチェルシーのイングランド代表FWラヒーム・スターリングのコメントを伝えている。

 ファーストレグを0-1で落とし、逆転での突破にはホームでの勝利が絶対条件のチェルシー。試合はスコアレスで迎えた前半終了間際に動いた。ペナルティエリア内でフリーになったスターリングが左からのクロスボールに反応。ダイレクトで狙ったシュートは空振りのような形になったものの、即座にセカンドボールを拾い、寄せてきた相手をかわして右足でねじ込んだ。後半の立ち上がりにはチェルシーのドイツ代表FWカイ・ハフェルツがやり直しとなったPKを沈める。試合はこのままタイムアップ。ホームで逆転に成功したチェルシーが、クラブ最多タイとなる3シーズン連続でのCLベスト8入りを決めた。

 試合後、スターリングは「素晴らしいパフォーマンスだったね。ファーストレグを落としていたから、僕らは相手陣内で押し込む時間帯を増やし、ゴールを脅かし続ける必要があった。今夜はチャンスをものにできたと思う」とコメント。チェルシーは直近10試合の公式戦成績が2勝3分5敗となっていただけでなく、その10試合で挙げたゴール数が「4」と、深刻な得点力不足に陥っていた。それでも、ドルトムントとの第2戦では13試合ぶりの複数得点を達成。スターリングは「最近はチームとして運に恵まれていなかったが、今夜はチームとして『やれる』という手応えを感じた。僕らチームとしても、カイ個人としても、大きな仕事をやってのけたね」と話し、ここから上昇気流に乗るための貴重な1勝だったと話した。

 また、スターリングはチームに勢いをもたらした自身の先制点のシーンにも言及。「ファーストタッチは完全にミスキックになってしまった」と明かしつつも、「でも、その後にうまく修正することができたよ。結果的にゴールを決め、僕らのパフォーマンスをさらに高めることに繋がった」と喜んだ。

 現行フォーマットのCLとなってから、決勝トーナメントのファーストレグで敗北を喫しながらもセカンドレグで逆転した回数が大会最多タイの5度目に到達したチェルシー。プレミアリーグでの復調、そして2シーズンぶりのCL制覇へ、ここからチームとしてギアを上げていきたい。

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