悲劇から5年 フィオレンティーナがアストーリに捧げる白星「フィールドで私たちと一緒に…」

 セリエA第25節が4日に行われ、フィオレンティーナとミランが対戦。ホームチームが勝利を天国の元イタリア代表DFダヴィデ・アストーリ氏に捧げた。イタリアメディア『スカイ』などが関係者のコメントを伝えた。

 5年前の2018年3月4日、当時フィオレンティーナのキャプテンを務めていたアストーリ氏が遠征先のホテルで急逝。カルチョは深い悲しみに包まれ、フィオレンティーナや古巣カリアリは同氏が着用していた背番号「13」を永久欠番とした。

 そしてアストーリ氏の命日に本拠地『アルテミオ・フランキ』で行われたミラン戦では、開始13分に両チームの選手が一時プレーを中断。1分間、アストーリ氏に拍手を捧げた。その後、フィオレンティーナは後半開始早々にニコラス・ゴンサレスのPK成功で先制。87分にルカ・ヨヴィッチがリードを広げると、試合終了間際に1点を返されたものの、2-1の勝利を収めた。

 フィオレンティーナのロッコ・コンミッソ会長は、アストーリ氏の兄ブルーノとともに試合を観戦。試合後、現地『DAZN』に対し「彼(ダヴィデ)はフィオレンティーナのために、そしてフィレンツェの人々の精神のために、とても多くのことをしてくれた。この試合は彼に捧げる。ミランのような強敵を倒すために、彼はフィールドで私たちと一緒にいてくれたんだ」とコメント。

 また、2017年夏から2019年4月にかけてフィオレンティーナを率いたミランのステファノ・ピオリ監督は、「(フィオレンティーナとの対戦は)いつも特別なものだが、特に今日はダヴィデの命日だ。ダヴィデがいかに素晴らしい人間だったかは、誰もが知っている」とかつての教え子に思いを馳せた。

【ハイライト動画】フィオレンティーナがアストーリの命日にミランを下す

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)