枚方~高槻「橋空白地帯」に夢の淀川橋梁 「牧野高槻線」用地取得・設計が着々進行中

楠葉エリアから「近くて遠い対岸」むすぶ橋が生まれつつあります。

楠葉エリアから「近くて遠い対岸」むすぶ橋

 淀川を隔てて「近くて遠い」存在である、高槻市と枚方市。12kmに渡ってまったく橋が無く、類を見ない「橋空白地帯」となっています。 ここに橋を架ける計画が進んでいます。都市計画道路の名称は「牧野高槻線」。京阪本線の牧野駅付近から西側の対岸へ渡り、京都守口線(旧1号線)と十三高槻線とをつなぎます。開通すれば、高槻市中心部や茨木・箕面方面から「くずはモール」「コストコ」などが互いに行き来しやすくなります。この計画、どこまで進んでいるのでしょうか。 大阪府枚方土木事務所によると、現在は橋の取りつけ部を中心に用地取得を進めている状況とのこと。橋梁の設計も今後進めていくとしています。現時点で開通予定はまだ立っていないとしています。 地元である枚方市も、用地に関連して、牧野高槻線の事業関連経費として、2023年度予算案に約8億6000万円を計上しています。いよいよ工事の前段階といった状況です。 ちなみに、もともと牧野高槻線は、淀川西岸で十三高槻線と交差したあと、そのまま北西に伸びて、名神・新名神の高槻JCT付近へ至る計画でした。しかし2018年に計画変更により十三高槻線以西の部分が丸ごと廃止されています。また十三高槻線との交差部も、インターチェンジ式の立体交差から、T字路での平面接続に変更となっています。 接続される十三高槻線も、この周辺部が未完成となっており、合わせて事業が進められています。さらに、京都守口線も、牧野駅周辺の1.5kmで4車線拡幅の計画が進められており、こちらは「2029年度完成目標」となっています。すぐ北側では、新名神の未開通区間もまた、工事が進行中。淀川を渡る橋の橋脚がそびえ立っています。

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