ブラジル空軍 早期警戒管制機を使用し「コカイン400kg押収」 スケールが違い過ぎるマフィアとの戦い

400kgって量がおかしい!

大きな社会問題だけに空軍も本気

 ブラジル空軍は現地時間の2023年3月1日、マットグロッソ州を飛ぶ不審機を迎撃し、コカイン約400kgを押収したと発表しました。

 不審機は2月22日に同州空域を飛行計画の許可もなしに飛行していたところを、ブラジル空軍の早期警戒管制機であるエンブラエル「E-99」に捕捉されました。 不審機の迎撃はターボプロップ攻撃機のエンブラエル EMB-314「スーパーツカノ」が担当。軍用機に捕捉された不審機は慌てて州内の未承認滑走路に着陸し、パイロットたちは逃走しました。その後、地上の治安部隊が現場へ急行し、積み荷を確認すると約400kgのコカインを発見し、これを押収したそうです。 ブラジルではマフィアなどが航空機を使い、空から麻薬や違法物資を輸送する違法行為が横行しています。 そのため空軍が、早期警戒管制機を自国の反社会的組織相手にも使用しているのです。早期警戒管制機は本来、敵勢力の偵察と空中目標の検知、ミサイル攻撃のターゲットの検出などを主な任務としています。 ちなみに警視庁によると、日本でのコカイン1kgの末端価格は約6千万円とのこと。240億円に相当する400kgという量が、いかにケタ違いかがうかがえます。

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