今節のラ・リーガでは“黒ユニ”の守護神が多数出現! 理由はスペインサッカー界の功労者へのオマージュ

 アスレティック・ビルバオ、そしてラ・リーガにおけるレジェンドGKのホセ・アンヘル・イリバル氏が80歳を迎えたことを記念して、同リーグに所属するクラブのGKが、今節の試合で黒色のユニフォームを着用する予定のようだ。

 1943年3月1日生まれのイリバル氏は現在80歳。アスレティック・ビルバオの“ワン・クラブ・マン”として在籍18シーズンで、クラブ歴代1位となる公式戦通算614試合に出場した。コパ・デル・レイ(国王杯)のタイトルを獲得するとともに、1969-70シーズンにはサモラ賞をも受賞。また、1964年にスペイン代表デビューを果たして以降、通算40試合以上でゴールマウスを守っていた。

 アスレティック・ビルバオは1日、ラ・リーガの1部と2部の全42クラブに対して、80歳の誕生日を迎えたイリバル氏への祝福として、今節のリーグ戦でGKが黒色のユニフォームを着用することを要請した。なお、この取り組みについてはラ・リーガの審判委員会も同意しており、今節に限り、対戦する両チームのGKユニフォームが同色でも認められることを併せて発表している。

 既にラ・リーガの1部と2部の複数クラブ、さらには3部以下のカテゴリーのクラブまでもが、イリバル氏への敬意を表することを表明。1部はアトレティコ・マドリード、バレンシア、セビージャ、カディスなどが、2部ではグラナダ、エイバル、レバンテ、ラシン・サンタンデールなどが、現時点では参加する予定だ。

 さらに、アスレティック・ビルバオとはライバル関係にあたるレアル・ソシエダも、イリバル氏へのオマージュとして黒色のユニフォームを着用する模様。レアル・ソシエダはクラブ公式SNS上にて「私たちのフットボールの伝説に敬意を表する取り組みに参加できるのは喜ばしいことだ」と投稿している。

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