53位タイ発進の比嘉一貴 順調にスコアを伸ばすも後半2つ落とし「悔いの残るラウンド」

<タイランド・クラシック 初日◇16日◇アマタスプリングCC(タイ)◇7505ヤード・パー72>
 
今年に入って米国男子ツアー、欧州男子ツアー、アジアンツアーと世界を転戦している比嘉一貴。今週はタイで行われている欧州ツアーに出場している。その初日は4バーディ・2ボギーの「70」。2アンダー・53位タイで発進した。
1番からスタートして2番パー5でバーディが先行。続く3番パー4も獲って連続バーディといい滑り出しをみせた。「6アンダーくらいを目指してやっていた」と本人がいうように、前半最後の9番、後半に入って11番と、順調にバーディを重ねて、一時は4アンダーまでスコアを伸ばした。しかし、そこから流れが変わる。14番でこの日初めてのボギーを叩くと、17番でもボギー。結局、目標の6アンダーには届かなかった。
 
金谷拓実の優勝で幕を閉じた前週のアジアンツアー「インターナショナルシリーズ・オマーン」では13位に入っている比嘉。「先週からコンディションは全然問題ない」と言いつつも、「やはり終盤ボギーが続いて終わったので、少し悔いの残るラウンドでした。先週はグリーンが硬くて、ここはタイプが違うコース」と、環境の変化に適応しきれなかったことを反省点に挙げる。
 
さらに、「今週は伸ばし合い、パッティング勝負と思っていたけどそれが詰め切れなかった。グリーンに乗せられていたいけど、決めきれなかった…それが悔しい」と肩を落とす。トップは8アンダーで比嘉とは6打差。昨シーズンの日本ツアー賞金王は、パッティングを修正して2日目の巻き返しを図る。

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