
2023年の本格シーズンインを迎える前に、編集部が厳選した写真でトピックを振り返っていきたい。今回は22年4月に撮影した【最強の仲良しツインズ】。
2022年は「日本女子プロ」を含めて2勝を挙げた川崎春花、「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」を制した尾関彩美悠(あみゆ)など、ツアー本格参戦のルーキーたちが輝きを放った。その中でもっともセンセーショナルだったのは、岩井ツインズの存在だったのではないだろうか。
姉の明愛(あきえ)、妹の千怜(ちさと)。ともに2020年度のプロテストに合格した。同年のステップ・アップ・ツアー(下部ツアー)では、千怜が優勝し、2週後に明愛がV。双子による2戦連続勝利という離れ業もやってのけた。
そして、翌年のレギュラーツアーでは妹・千怜が快挙を成し遂げる。8月の「NEC軽井沢72ゴルフ」でツアー初勝利を果たすと、翌週の「CAT Ladies」も制覇。史上3人目となる初Vからの2連勝を飾った。
対する明愛は2022年に勝利こそなかったが、トップ10入りを5度記録し、メルセデス・ランキング40位でシード権を獲得。平均飛距離は251.75ヤードで6位、パーオン率は73.85%で3位と前評判通りのショット力を見せつけた。スタッツでは妹にも引けをとらない。
来季は史上初の“姉妹同一年シード選手”として一年間を戦う。かねて『姉妹で優勝争い』を目標としているふたり。仲良し姉妹でもありながら、ライバルとしても切磋琢磨していく。