約19年間で71万人が来場…日本サッカーミュージアムが休館 移転先や再開時期は未定

 東京都文京区にある日本サッカー協会(JFA)のビル移転に伴い、併設されている日本サッカーミュージアムが26日をもって、休館。最終日の閉館時にはセレモニーが行われ、大仁邦彌現館長をはじめ、川淵三郎元館長、小倉純二元館長、田嶋幸三JFA会長、成澤廣修文京区長も出席し、来場者を見送った。

 2003年12月に開館した同施設は、約19年間の営業で71万126人が来場。約7万点(書籍、資料含む)が収蔵され、うち約1000点が最終日も展示された。日本サッカーの歴史とともに、世界のサッカー史にも触れられる施設で、日本サッカー殿堂掲額者も知ることができる。貴重な資料がある一方、JFAがトヨタ自動車東京本社ビル(東京都文京区)移転する中で、日本サッカーミュージアムの移転先は決まっていない状況での休館となる。

 大仁館長は「日本サッカーの歴史、世界の歴史を知っていただく点でも非常に大事なので、どういう形になるかはわかりませんが、残していきたい。我々としては今後のサッカーの発展のために使っていきたいと思います。今後どうしていくかは決まっていませんが、いずれにしても、これだけのものを眠らせておくのはもったいないですし、日本サッカーにとって大事」と、施設の再開を熱望している。

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