新幹線見物のメッカ大宮駅ホームに「JR公式の見学エリア」ができたワケ 「新幹線早見表」が神!

あの「レア車両」がいつ来るか一目でわかります。

「持て余し気味」な15・16番線ホームに新活用策

 さいたま市のJR大宮駅新幹線ホームに、昨年10月末から「新幹線見学エリア」が開設されています。

 場所は、15・16番線ホーム北側にあるエレベーター付近。E5系とE6系の車両連結部分が停車する場所です。ホーム中央部の床がピンク色のラインで囲まれており、「ようこそ大宮駅新幹線ホームへ!! いろいろな新幹線を見てみよう」と書かれています。   見学エリアには「新幹線早見表」が掲示されています。10~16時台に発着する全定期列車を網羅しており、ダイヤだけでなく各列車がどの車両で運用されるのかもわかります。パッと見て区別のつきにくい北陸新幹線のJR東日本「E7系」とJR西日本「W7系」、北海道新幹線のJR東日本「E5系」とJR北海道「H5系」もそれぞれ区別して表記されているなど、かなりこだわって作成されています。特に、編成数が少なく、レアなH5系の発車時刻がわかるのは、マニアにとって嬉しいポイント。さらに、2024年春に導入予定の山形新幹線用の新型車両「E8系」も、ここに加わるかもしれません。  全国でも珍しい、「公式の見学エリア」がある大宮駅。なぜこのような取り組みをしたのでしょうか。JR東日本大宮支社によると開設は現場社員の発案によるもので、「大宮駅には新幹線見学に訪れる親子連れが多く、安全を考慮して発着頻度が低い15・16番線ホームに誘導できないか検討していた」とのこと。列車が長時間来ない場合があることや、「○○系はいつくるのか」といった車両形式に関する問い合わせも多かったことから、子供にも分かりやすい「新幹線早見表」を設置したそうです。  新幹線見学エリアは「当面の間、設置される予定」となっています。なお新幹線に乗車せず見学のみで訪れる場合は、入場券の購入が必要となります。  

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