アンリ氏、アメリカ代表監督就任に関心「“ナンバー2”であることはもう望んでいない」

 元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が、アメリカ代表を率いることへの関心をほのめかした。16日、アメリカメディア『アスレティック』がコメントを伝えた。

 現在45歳のアンリ氏は現役時代にモナコ、ユヴェントス、アーセナル、バルセロナで活躍。2010年夏からはニューヨーク・レッドブルズに在籍し、2014シーズン限りで現役を引退した。

 その後、アーセナルの下部組織で指導者キャリアをスタートし、古巣のモナコやMLS(メジャーリーグ・サッカー)のモントリオールでも指揮をとった。2021年5月からはベルギー代表のアシスタントコーチを務めていたが、ロベルト・マルティネス前監督とともに昨年12月末で退任している。

 そんなアンリ氏は『CBS/Paramount+』に対し、「ロベルト・マルティネスはポルトガルの監督になったが、私は彼と一緒に行くつもりはない」とコメント。「“ナンバー2”であることはもう望んでいないんだ。私に誰もやらなかったチャンスを与えてくれたボスのことは心からリスペクトしている。私はまた(監督を)やりたいと思っている」と言葉を続けた。

 アメリカ代表は昨年末にグレッグ・バーホルター前監督が契約満了で去り、現在も後任が決まっていない。アンリ氏は「自分の名前も候補に含まれているのか、この話題は難しいね」としつつ、「選手のことは知っている。リーグのことも知っている」と、関心を示唆。

 さらに「(代表チームの)プランは何だ? 哲学は何だ? どうありたいのか? これらの質問を(連盟が)自らに投げかけたとき、最終的にこれらの答えが見つかるはずだ。そして、大会(2026年のW杯)を開催するからといって、自動的に高みへ行けるわけではない。それは簡単なことではない。ホームで(苦戦する)ビッグチームも見てきた」と、新監督はあくまでもアメリカサッカー連盟が決めることを強調している。

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