今冬移籍のGKゾマーが古巣帰還へ…ボルシアMGのSD「友好的に迎えられる」

 18日に行われるブンデスリーガ第21節でボルシアMGは本拠地『ボルシア・パルク』に王者バイエルンを迎える。この試合が今冬バイエルンに移籍して以来初の古巣対決となるスイス代表GKヤン・ゾマーについてボルシアMGのスポーツディレクターであるローランド・ヴィルクス氏が言及した。16日、ドイツ紙『キッカー』が伝えている。

 ゾマーは2014年夏にボルシアMGへ加入。その後9シーズンに渡り、同チームの最後尾でゴールを守り続けた。今シーズンのリーグ前半戦でのバイエルンとの一戦では、19本のシュートをセーブし、『キッカー』紙がデータ収集を始めて以降の最高記録をマークした。

 そんな中、バイエルンの守護神であるドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの負傷により、今冬の移籍市場で代役のGKを探していた同チームの獲得候補にゾマーが浮上。様々な案が検討された後、最終的には完全移籍での加入が決定し、ここまで7試合に出場している。

 18日に行われる試合は、今冬バイエルンに移籍したゾマーにとって初の古巣対決となり、移籍後初めてボルシアMGサポーターの前に姿を見せることになる。

 そんな対決を前にボルシアMGのヴィルクスSDは、「ゾマーは8年半の間、このチームで素晴らしい活躍をした。我々、ファン、そして彼自身がお互いにしっかりと別れを告げたいと思うのは当然のことだ。試合前にそうするつもりだ。それがボルシアMGのスタイルなんだ」と同選手が歓迎されることを強調した。

 続けて、「ゾマーとは電話で話したが、お互いに挨拶ができるということは彼も素晴らしいことだと思ってくれている」と語り、「そしてファンもそれを望んでいるはず。彼はここで友好的に迎えられると思う」とゾマー本人とも話をしたことを明かした。

 ゾマーはバイエルンへの完全移籍での加入となっており、今シーズンのボルシアMGとの対戦での出場が禁止されるような契約条項もないという。今年に入ってから主力選手の離脱などが続き、リーグ戦5試合で1勝1分3敗と不調が続いているボルシアMGだが、8年半クラブと共に戦ってきた守護神を対戦相手として迎えるこの試合でどんな戦いを見せるのだろうか。

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