マンチェスター・U、今冬緊急ローンのMFザビツァーを買い取り? バイエルンは約29億円要求か

 マンチェスター・Uが、この冬ローン移籍でバイエルンから獲得したオーストリア代表MFマルセル・ザビツァーの買い取りを検討しているようだ。16日、イギリス紙『デイリー・メール』が報じている。

 “レッドデビルズ”(マンチェスター・Uの愛称)は、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンとオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークの負傷に伴い、緊急で中盤の補強が必要に。今冬の市場最終日にバイエルンからザビツァーの獲得を素早く決めていた。

 そんなザビツァーは加入後ここまでプレミアリーグ3試合に出場。2月12日に行われたリーズ戦では、精度の高いサイドチェンジで得点の起点にもなるなど、早くもチームにフィットしている。

 同紙によると、この活躍ぶりを受け、マンUは早くも同選手の買い取りを検討している模様。バイエルンに対し、ザビツァーを完全移籍で獲得するにはどれくらいのコストがかかるのかを尋ねたと報じられている。

 また、バイエルンは2021年夏に同選手を獲得した際、1400万ポンド(約22億円)の移籍金を支払っている。同クラブはザビツァーの取引で利益をあげることを熱望しており、マンUとの交渉にも前向き。具体的な移籍金の数字としては1800万ポンド(約29億円)を求めていると伝えられている。

 なお、ザビツァー自身もマンUへの完全移籍にオープンなコメントも残している。

「現時点ではローン(移籍中の身)だ。自分が言えるのはそれだけ。でも、ここを気に入っているし、気分はとても良い。このチームが好きだし、クラブも『オールド・トラッフォード』の雰囲気も好きだ。夏に何が起こるか見てみよう」

 現在28歳のザビツァーは、母国オーストリアの複数クラブを経て、2015年からライプツィヒでプレー。素早いトランジションでゲーゲンプレスを機能させる一員として、同クラブの躍進を支えた。2021年よりバイエルンでプレーし、この冬からマンチェスター・Uにローン移籍している。

 早くもプレミアリーグの水に馴染んだ感のあるザビツァー。このままマンチェスターの地に留まることとなるのか。

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