狭隘抜け道「大津~信楽」快適に「大戸川ダム付替道路」ついに開通へ 24年目の悲願

水口方面への最短ルートの難所が、ついに”天空の2車線”となります。

ダム計画凍結で長年放置された道路事業

 国土交通省 近畿地方整備局は2023年2月15日(月)、滋賀県南部の山岳区間をはしる県道・大津信楽線について、大戸川ダム建設による付け替え工事が完了すると発表しました。新道路の開通は3月25日(土)15時です。 これは現道がダム湖に沈むことから、山腹へルートを移設するもの。大津と信楽・水口方面を直結するルートで交通量が1日5000台に達するにもかかわらず、すれ違い困難な狭隘区間があり、大雨で頻繁に通行止めや土砂崩れ被害が発生することから、早期の新道路開通が望まれていました。 しかし2008(平成20)年にダム計画そのものが凍結され、付け替え道路の工事も実質的にストップの憂き目にあいます。2021年の河川整備計画の更新によりダム建設が再開となったことから、工事が再開し、1999(平成11)年の着工から24年目でようやく開通を迎えることとなりました。近畿地整も今回のリリースで「地域が望んだ県道が完成します」と喜びをあらわにしています。 ダム上流部では栗東方面と「ミホミュージアム」方面をつなぐ栗東信楽線が交差していますが、新道路はその県道の上をまたいでいき、接続しません。発表では「利用する場合、現在の大津信楽線を通行してください」などとしています。

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