ナーゲルスマン監督はPSG戦の前半をどう評価?「特に最初の25分間は…」

 チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグが14日に行われ、バイエルンがパリ・サンジェルマン(PSG)を1-0で下した。試合後、UEFA(欧州サッカー連盟)の公式HPがバイエルンを率いるユリアン・ナーゲルスマン監督のコメントを伝えている。

 試合は前半こそ両者落ち着いた入りを見せたことから堅い展開となったものの、後半の立ち上がりに均衡が破れる。ペナルティエリア左でカメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ・モティングがパスを引き出すと、同選手の落としにカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスが反応。左足でクロスボールを送ると、ペナルティエリア内ファーサイドでフリーになっていたフランス代表FWキングスレイ・コマンがボレーシュートを沈めた。試合終盤にはPSGの猛攻を受けたものの失点を許さず、試合はこのままタイムアップ。バイエルンが敵地でのファーストレグを制していた。

 試合後、ナーゲルスマン監督は「特に最初の25分間は本当に良いプレーができた。自分たちのボール支配率には少しばかり驚かされたよ」とコメント。チャンスの数こそ少なかったものの、基本的にはボールを握りながら敵陣に押し込み続けた前半のプレーに好感触を得ていることを明かした。一方で、「PSGがあれほど受け身になるとは思っていなかった」とも話しており、強固な4-4のブロックを敷いてきたPSGの布陣は“予想外”であったことも明かしている。

 ナーゲルスマン監督は「45分間を通じて前半は良かったと思う」と話した後、均衡が破れた後半にも言及。「ハーフタイム明け、我々は最高のスタートを切ることができた」とコマンの先制弾を称えたものの、「先制点の後は少しばかり不安定な戦いぶりになってしまった。2度もゴールを脅かされる場面があったが、最終的にはどちらもオフサイドだったね」と続け、フランス代表FWキリアン・エンバペがピッチに立ってから“破壊力”が増したPSGの攻撃陣に手を焼いたことも認めた。

 この勝利でバイエルンは今季のCL全勝が継続。インテル、バルセロナ、ヴィクトリア・プルゼニと同居したグループCでは6戦全勝を果たしただけでなく、18得点2失点と完璧な形でグループステージを終えていたが、決勝トーナメントに入ってからもその勢いが失われることはなかった。準々決勝進出を懸けたホーム開催のセカンドレグは、3月8日に行われる予定となっている。

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