
プレミアリーグの複数クラブがセビージャ所属のモロッコ代表GKボノ(ヤシヌ・ブヌ)に関心を寄せているようだ。13日、スペイン紙『アス』が伝えている。
現在31歳のボノは2019年夏からセビージャに在籍。同クラブの正GKとしてここまで公式戦通算128試合に出場している。2019-20シーズンのヨーロッパリーグ(EL)では10試合でゴールマウスを守り、優勝に大きく貢献した。また、2013年にデビューを飾ったモロッコ代表ではここまで公式戦通算52試合に出場。昨年のFIFAワールドカップカタール2022では強豪国を相手に好セーブを連発し、モロッコ代表のアフリカ勢初となるベスト4進出に大きく貢献した。
今シーズンも開幕からここまで公式戦24試合に出場しているボノ。そんなセビージャの”絶対的守護神”に対し、プレミアリーグの複数クラブが関心を寄せているようだ。報道によると、同選手をめぐっては1月の移籍市場でもプレミアリーグの複数クラブが獲得に興味を示していたという。最終的に今冬の移籍は実現しなかったものの、多くのクラブが引き続き同選手の動向を注視しているようだ。
具体的な名前が挙がっているのは、マンチェスター・U、トッテナム、ウェストハムの3クラブ。中でもトッテナムは強い関心を示しており、1月の移籍市場でもオファーの提示を本格的に検討していたようだ。同クラブは今シーズン終了後の夏の移籍市場に向けて、同選手の動向を引き続き注視しているという。なお、これら3クラブのほかにも、いくつかのクラブが夏の移籍市場での獲得に興味を示していると伝えられている。
セビージャはボノの放出を望んでおらず、来シーズン以降も正GKに据えることを強く希望しているという。しかし、同クラブが今シーズンのラ・リーガで上位に食い込めず、来シーズンの欧州コンペティションへの出場権を逃した場合には、財政上の問題から売却を余儀なくされる可能性もあると『アス』は指摘している。