『トップガン マーヴェリック』のキャラ実在!? 米スーパーボウルで“女性だけの”戦闘機飛行実施のワケ

4機とも女性パイロット。

海軍女性パイロット誕生50周年を記念して

 アメリカのアリゾナ州グレンデールのステートファームスタジアムで2023年2月12日(現地時間)に開催された、「第57回スーパーボウル」チーフス対イーグルス戦において、国歌斉唱中にアメリカ海軍の戦闘機4機編隊が飛ぶ「フライオーバー」が行われました。今回のフライオーバーは史上初めて、女性パイロットのみで行われたものです。

 参加したのは戦闘攻撃機のF/A-18F「スーパーホーネット」2機、ステルス艦上戦闘機のF-35C「ライトニングII」1機、電子戦機のEA-18G「グラウラー」1機の計4機、このうちF-35C「ライトニングII」以外は2人乗りの複座機で、計7名の女性パイロットが参加しました。 F-35C「ライトニングII」に搭乗していた、スゼル・トマス大尉はNFLファンとのことで、「私にとって、スーパーボウルのフライオーバーの知らせを受けたときは、ほとんど夢のようでした。ファンなら誰でもそうでしょう」とABCテレビの取材に答えています。 アメリカ海軍の公式Twitterはフライオーバーに際し、「スターティングメンバーが決まりました」と投稿し、盛り上げていました。 ところで、2022年公開の映画『トップガン マーヴェリック』には、フェニックスことナターシャ・トレース大尉という女性パイロットのキャラクターが登場しましたが、実はアメリカ海軍では、50年も前に女性パイロットが誕生しています。今回のフライオーバーは、それを記念して女性パイロットのみで行われたものです。 ちなみにアメリカ陸軍でも2023年1月初旬、M1A2「エイブラムス」戦車に初の女性砲手が誕生し、話題となったばかりでした。

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