チェルシー指揮官、CLへの切り替えを強調「なんでも起こり得る」

 チェルシーを率いるグレアム・ポッター監督が、チャンピオンズリーグ(CL)への意気込みを語った。12日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 昨夏と今冬合わせて計6億ポンド(約956億円)もの補強を行っているチェルシーだが、負傷者が続出した影響もあり、今シーズンの成績は低迷。FAカップもカラバオ・カップもマンチェスター・Cに敗れ早々に敗退したほか、プレミアリーグでも22試合終了時点で8勝7分け7敗の勝ち点「31」で9位に位置している。

 それでも、CLではグループEを首位で突破したチェルシーは、15日に決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)でグループGを2位通過したドルトムントとの対戦を迎える。年明けからリーグ戦7試合でわずか1勝(4分け2敗)、直近3試合連続ドローに終わるなど、勝ち星を重ねられない状況が続いているなかで迎える大一番にポッター監督は切り替えを強調した。

「ノックアウト方式の大会ではなんでも起こり得る。たったの2試合だ。でも、ドルトムントを無視するようなことは私たちにとって価値がないと思う。ドルトムントを倒す力を持っていると思うが、彼らも結果を出す能力を備えた強いチームだ。それを理解して、謙虚に敬意を持ってドルトムントに向かい、結果を出さなければならない」

 なお、リーグ戦でCL出場圏内となる4位ニューカッスルとは勝ち点「10」差となっている状況から、来シーズンのCLに出場するためにはCL優勝から出場権を手にすることが最大の目標とも見られているチェルシー。実際に2011-12シーズンはリーグ6位で終わった一方で、CL初優勝を果たして翌シーズンのCL出場権を獲得したこともあることから、同様の結果を期待もされているが、ポッター監督も過去の経験が後押しになると考えているようだ。

「明らかに質の高い相手との厳しい試合だ。しかし、同時に私たちにも優れた選手たちが何人もいる。チャンピオンズリーグを(2020-21シーズンに)優勝したこともある。彼らはそれを経験している。試合のために戦うことは明らかであり、それは楽しみなことでもある」

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