
イタリアの自宅で転倒して意識を失い、集中治療室に入っている元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、頭部の血腫を取り除く手術を受けた模様だ。12日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
現在69歳のザッケローニ氏は、母国・イタリアのチェゼナーティコにある自宅で転倒し、地面に頭を強打。救急隊員が到着した時には屋内の階段付近の床に意識を失って倒れている状態で、即座に救急車でマウリツィオ・ブファリーニ病院に搬送された。
『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、ザッケローニ氏は頭部の血腫を取り除く手術を受け、予後保留の状態が続いている模様。依然として病状が重いままだとする報道がある一方で、命に別状はなく、回復後には視野などへの後遺症も残らないだろうとする見立てもあるなど、ザッケローニ氏の容体に関する複数の情報が出ている状態だ。
ザッケローニ氏は、ウディネーゼやミラン、ラツィオ、インテル、トリノ、ユヴェントスといったイタリアの名門クラブの監督を歴任。2010年には日本代表の監督に就任し、2011年のAFCアジアカップや、2013年の東アジアカップ制覇を経験した。