
【モデルプレス=2023/02/09】NHKは2月9日、2023年度の改定ポイント説明会をオンラインにて実施。4月よりNHK Eテレにて「大人の教養ゾーン」を強化することに関して、その意図を明かした。
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◆NHK「大人の教養ゾーン」強化
2023年度は、2022年度改定のさらなる定着と充実を図りながら、改めてNHKだからこそできる放送・サービスとは何かを見つめ直すというNHK。
メディア総局メディア戦略本部専任部長・篠田恵一氏は、2023年度の改定ポイントとして「デジタル時代に新たな公共性を確立」「時代を超えるNHKならではのコンテンツを提供」「地元密着と地域連携を強化」「映像・音声資産の再構築と価値還元」の4つの重点事項を柱にし、例年より事項を絞ったことを説明した。
その中でも「デジタル時代に新たな公共性を確立」の事項にて、あらゆる世代の学びを支援し、Eテレで「大人の教養ゾーン」を強化。「NHKならではの公共性の追求」を目的に、平日午後10時台は大人の学びを支援する時間帯として、多様な知的好奇心に応える番組をいっそう充実させるという。
例として、2022年度から放送されている、各界の第1人者が講義を行う「NHKアカデミア」を水曜の午後10時からの放送に移行し、本数を増やす予定。さらに「最後の講義」(水曜午後10時~※月1回程度)が新設され、その他にも月曜は文学、火曜は歴史、水曜は学術、木曜は暮らし、金曜は多様性と、それぞれテーマを定めて番組を放送すると発表した。
この方針は、視聴者からのリクエストとNHKが考える必要性の両方の理由があるとした上で、「NHKをこれまで観ていただいた高齢者層だけでなく、現役世代の方がオンライン講座に参加していただいている」と、幅広い世代への反響を実感。また、番組は「NHKアカデミア」のように1年間ずっと放送するものもあれば、半年で別の教養番組が出てくる可能性も示唆した。(modelpress編集部)
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