真っ黒なボーイング767!? 軍用モデル「KC-46」空中給油機15機を追加発注 米空軍

航空自衛隊もすでに2機受領し、鳥取に配備済み。

空自のKC-767とは似て非なる機体

 アメリカの航空機メーカー、ボーイングは2023年1月30日、アメリカ空軍からKC-46A「ペガサス」空中給油・輸送機について15機を追加受注したと発表しました。

 KC-46Aは、ボーイング767を原型に所要の改装を施し、空中給油・輸送機に仕立て上げたものです。具体的には初期モデル767-200シリーズの胴体に、より大型の767-300シリーズで用いられている主翼や降着装置、貨物室の扉や床などを組み合わせているのが特徴です。 このため、KC-46Aと航空自衛隊が運用中のKC-767を比べた場合、前者は全長で約2m、主翼幅で約60cm大きくなっており、燃料の搭載量もKC-767の72.877tから96.297tへと増加しています。 ボーイングによると、今回の契約金額は23億ドル(1ドル130円換算で約2990億円)で、第9ロット分の受注になるとのこと。なお現在までに、アメリカ空軍向けとして128機の生産契約が締結されており、すでに68機が納入され、配備・運用配備されています。 また航空自衛隊も6機契約済みで、うち2機はすでに日本に引き渡されており、鳥取県の航空自衛隊美保基地に所在する第405飛行隊に配備されています。

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