「本当に言葉がない」クロップ監督、3失点完敗に失望「なぜそんなことをするんだと…」

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、完敗に終わったウルヴァーハンプトン戦を終えて心境を語った。4日、イギリスメディア『BBC』が報じている。

 4日、ウルヴァーハンプトンの本拠地に乗り込んだリヴァプールは、立ち上がりから苦しい展開を強いられる。開始5分にはジョエル・マティプが裏を取られた流れからオウンゴールで先制点を許すと、12分にはセットプレーのこぼれ球から追加点を奪われる。その後は徐々に持ち直し、反撃のチャンスを作ったものの決めきれず。2点ビハインドのまま迎えた71分には、鋭いカウンターからウルヴズに決定的な3点目を取られて万事休した。

 0-3の完敗に終わったリヴァプールは、これでプレミアリーグ4試合未勝利となり、FAカップも含めると公式戦2連敗を喫することに。リーグの順位も、チェルシーに抜かされて10位まで落ちることとなった。苦い黒星となった一戦を終え、クロップ監督は強い失望の言葉を口にしている。

「序盤の失点はこれまでにもあったが、今日の失点の仕方は受け入れられないものだ。ゲーム全体を見れば、ゴールはなかったが素晴らしい試合をした時間帯もあったし、ゴールはなかったが良いアウェイゲームといえる時間もあった。そして3点目は、後半になって彼らが初めてハーフウェーラインを超えたシーンだったから、私は気にしていない。あとの2点は、平日や試合前に我々が言ってきたすべてのことを頭に入れてゲームに入ったのに、実にひどいスタートだった」

「このようなシーンで簡単なボールを手放してしまっては、何の役にも立たない。我々はあの2ゴールの時、受け身になってしまっていた。我々が求めていたことのすべては、コンパクトにすることと能動的であることだった。だが我々はコンパクトで受動的だったんだ。私には説明できないよ。なんでそんなことをするんだ? と思ってしまう。でもとにかく、彼らはそうしてしまったんだ」

「守備陣にはリーダーシップが欠けているが、これは私がすべき最初の説明ではない。私は本当に、特定の状況でより良いプレーができたと思うし、より良いプレーをすべきだったと思う」

「我々は変えなければいけない。それが事実だ。100パーセントね。本当に言葉がないよ。残念だ」

 リヴァプールは次節、首位アーセナルを下し勢いを得たエヴァートンをホームに迎え、今季2度目の“マージーサイド・ダービー”に臨む。

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