ナインゴランがセリエBのSPALに加入! ローマ時代の同僚デ・ロッシ監督と再タッグ結成

 SPALは30日、元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランが完全移籍にて加入することを発表した。

 ナインゴランのイタリア“再上陸”が正式に決定した。ナインゴランは前所属先のロイヤル・アントワープで、2022年10月に無免許運転およびスタジアムでの電子タバコ喫煙と立て続けに問題行動を起こし、「無期限のトップチーム追放」処分を受けていた。最終的にクラブとは契約を解除。今冬の移籍市場で新天地を求めていたが、フリートランスファーでSPALに加入することとなった。契約期間は今シーズン終了時までで、一定の条件を満たした場合には来シーズンの契約が自動で更新される。背番号は「44」に決まった。

 SPALは2016-17シーズンのセリエBで優勝を果たし、翌2017-18シーズンから3シーズンにわたってセリエAに身を置いていた。2019-20シーズンのセリエAを最下位の20位で終え、翌シーズン以降はセリエBに戦いの舞台を移している。現在クラブを率いるのは、現役時代にローマを中心に活躍した元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシ氏。ロベルト・ヴェントゥラート前監督の解任に伴い、2022年10月より指揮官に就任していた。クラブは現在、セリエB第22節終了時点で15位につけている。ローマ時代に選手として共に戦ったナインゴランとデ・ロッシ監督が再タッグを結成し、シーズン後半戦の巻き返しを狙う。

 ナインゴランは1988年5月4日生まれの現在34歳。若くして母国のベルギーからイタリアへ渡り、2005-06シーズンにピアチェンツァでトップチームデビューを飾った。その後はカリアリを経て2014年1月にローマへと加入。4シーズン半にわたってプレーし、公式戦通算203試合の出場で33ゴール28アシストを記録した。2018年夏に加入したインテルでは苦しむ時間が多く、古巣のカリアリへと2度の期限付き移籍を経験。2021年8月にはアントワープへと完全移籍にて加入していた。アントワープでは初年度の2021-22シーズンから主力に定着し、公式戦37試合に出場して3ゴール3アシストを記録。今季も序盤は主力に君臨し、公式戦18試合のピッチに立っていたものの、問題行動を起こした関係でトップチームから“追放”されていた。

 また、ベルギー代表としては2009年5月にデビューを飾って以降、通算で30試合に出場して6ゴール3アシストを記録。EURO2016では主力として活躍し、全5試合のピッチに立って2ゴールを挙げていた。

【動画】SPALがナインゴラン加入を発表!

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